こんにちは、元農協職員の鈴木です。
今回の記事は、女性にフォーカスした内容です。
農協には本当に多くのノルマがあります。
そして、そのノルマは新人だろうと役職だろうと、男性も女性も関係なく、全ての職員に課せられます。
女性だからと言う理由でノルマが減ったり増えたりすることはありません。
ですが、女性職員の方が圧倒的にノルマは苦しく、自爆額が多いと僕は思っています。
今回は、農協のノルマは女性職員のほうが苦しめられているというお話です。
目次
農協のノルマは女性職員のほうが自爆している
僕の思い違いではないはずです!
渉外担当を除いて、女性職員のほうが確実にノルマを自爆していると思います。
同じ農協に勤めているのに、同期の男性職員のほうが自爆額が少なくすんでいるということはなかったですか?
これっておかしい話ですよね?
農協のノルマは女性職員のほうが多く自爆しているのはなぜ?
最初にお伝えしたように、農協のノルマは例外なく全ての職員に課せられます。
ノルマは同じだけ負担させられるのに対して、男性と女性では圧倒的に異なる点が2つあります。
そして、その2点こそ女性のほうがノルマの自爆が多くなっている原因になっています。
1つずつ見ていきましょう。
農協のノルマは女性職員のほうが多く自爆している理由①上司や先輩からの指示
基本的にノルマは個人に課せられるのですが、その管理や責任は所属の上司にあります。
そのため、ノルマが達成できない場合は上司から自爆するように言われます。
とくに女性職員の場合、はじめから上司や先輩に自爆することを進められてしまいます。
内心は断りたいのですが、言われるがまま自爆していくことが非常に多くなっています。
上司に言われると断れないですよね…
さらに、自分のノルマが達成できないと周りの目が厳しくもなります。
そうなると推進などの選択肢を考える前に「自爆してでもいいから早くノルマを達成しなければならない」という焦りや責任を感じてしまいます。
年度で課せられたノルマのはずなのに、ひと月でも早く達成することを強要され、4月早々に自爆させらる女性職員を何人も見てきました。
「どう考えてもおかしい…」
農協のノルマは女性職員のほうが多く自爆している理由②職務が不利
時代の流れから女性の活躍の場が広がっています。もちろん、農協も例外ではありません。
女性管理職が誕生したりと、広がりを見せています。
その一方で、営業職や現場職といったものは未だに男性の割合が多いです。
これは体力的な面や危険を伴うといった理由から男性が選ばれているのであって不平等というわけではありません。そのため、女性職員の多くは事務職として内勤を命じられます。
ここまではどこの企業でもある、一般的なお話です。
ただ、農協はご存知の通り、全ての職員にノルマを課します。
事務職を担当しているという時点で、営業職や現場職の人に比べると、農家や組合員と接する頻度が大きく減ります。
それは業務を通して、ノルマ達成のために誰かに推進することが困難になっているということです。
下手な鉄砲数打ちゃ当たるの確率論ではありませんが、推進できるチャンスがそもそも少ないと、自爆する確率が高くなるのは当たり前です。
職種を考慮したノルマ量を考えて欲しいものですね。
農家組合員に推進するチャンスすらなくなるので、自爆を行うことが当たり前になっていきます。
ですが、それがその年だけの話であれば問題ないのかもしれませんが、農協に勤めている以上ずっと続きます。
もうすでに月々の自爆額が数万円になっているのに、翌年はノルマ達成のためにまた自爆していきます。
こんな地獄のループおかしいですよね?
お金のために、生活のために働いているのに、これでは意味が分かりません!!
農協のノルマ自爆は女性職員にはさらに苦しい
女性職員のほうがノルマ自爆が多いのですが、それだけにとどまりません。
女性職員のほうが男性職員よりも、ノルマ自爆による苦しさが増すのです。
どういうことか見ていきましょう。
農協のノルマ自爆は女性職員にはさらに苦しい理由①給料の差
女性の参画は進められていますが、それでもまだまだ十分ではありません。
当然、規程に沿って昇給するようになっていますが、さきほど挙げたように女性職員は事務職になることが多いため、突出した人事評価が付きにくくなっています。
そのため、女性職員の昇給や昇進はゆるやなか傾向があります。
役職は同じでも給料が違っているのです。
実際に農協に勤めていた僕の体感では、確実に男性のほうが昇給・昇進しています。
同じ役職で同じ量のノルマなのに、もらう給料に少しでも差が生まれてしまうと、少なくもらっているほうが、苦しくなるのは当然です。
農協のノルマは女性職員の敵!!
男性職員にも敵なのですが、女性職員にはさらに敵です!
- あなたはその敵(ノルマ)と一生戦い続けますか?
- 戦わない道に進む方法もちゃんとありますよ?
それは転職という選択です。
終身雇用制度が崩壊した今、新卒から定年まで同じ企業に勤めることのほうがリスクと考えられています。
なぜなら、同じ企業に居続けていては多様なスキルが身に付かず、進む時代についていけない人材になってしまう可能性があるからです。
また農協自体が統廃合を進めており、この15年の間に300近い農協が消えています。
農協が安定と言われていたのも今は昔の状態です。
農家の農協離れやTPPを背景にますます農協の影は薄くなっていくことは避けられないでしょう。
農協のノルマは女性職員のほうが自爆していると思いませんか?まとめ
農協のノルマは女性職員のほうが、圧倒的に自爆していると今でも本気で思っています。
農協には職務に応じたノルマ量や、事務職員にも明確な人事評価があればこれらは解決するのかもしれません。
しかし、それが実現されてもノルマがなくなることはありません。
なぜなら、農協は職員のノルマを通じて収益を確保しているからです。
転職をすすめるつもりはありませんが、ノルマに苦しみ続けているのであれば、農協以外の道を自分で作るというのも一考だとは思います。
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