農協 農協職員の悩み

【拒否】農協の推進活動が嫌すぎる【元職員の経験談を紹介】

2018年11月25日

【拒否】農協の推進活動が嫌すぎる【元職員の経験談を紹介します】

こんにちは、元農協職員の鈴木です。

農協職員の皆様、日々の推進活動お疲れ様です。

僕は農協に勤めている当時、推進活動が嫌で嫌で仕方ありませんでした。この気持ち分かってくれますか?

ちなみに、一般職員から金融渉外(MA)・共済渉外(LA)まで経験しました。

今回は農協の推進活動についてお話します。

ノルマには、「共済」「貯金」「農産物」「電化製品」「葬祭会員」などの種類がありますが、ここでは農協職員が最も苦しめられる共済推進に絞ってすすめていきます。

農協の推進活動が嫌だった理由

農協の推進活動が嫌だった理由

  • 無いに等しい共済の事前説明
  • 奪われる契約実績
  • 上司からのプレッシャー
  • 人見知り

これが、僕が農協の推進活動が嫌だった理由です。

「分かる!」と共感してもらえたら嬉しいです。詳細について語らせてください!

無いに等しい事前説明

職員会議で共済担当者から、本当にごくごく簡単な説明を受けあと「はい、推進どうぞ」という流れです。

これが毎年です。

正直、無理ですよね?

入組1年目のときからこの説明だったので、行って来いと外に出されても何をして良いかもわかりませでした。

「そもそも共済の中身を知らない」こんな人間が無いに等しい説明で推進することは不可能です。

  • 養老?
  • 契約者?
  • 被共済者?
  • 告知?
  • 重要事項説明?

…無理ですね。

でも、こんな状態の新人にも推進をさせます。

当然、こんな状態なので組合員にしっかり説明できるはずもなく、「お願いします!」というのが精一杯です。

いわゆる「お願い推進」です。

よく苦情が入らなかったなと思います…。

ツライ以外の何ものでもなく、本当に嫌でした。せめて、もう少し詳しく説明して欲しかったです。

奪われる契約実績

そんな右も左もわからない状態なので、唯一できる対応と言えば、「後日共済担当とご説明に行きます!」の一言。

そして、共済渉外(LA)と説明に行って、契約がとれても「説明したのも手続きしたのもこっちだから「実績は8:2」でいいかな?LA(共済渉外)はノルマが多いからね。」と言われる始末(もちろんこっちが2です)。

酷いときは全部実績を奪っていく人もいました。

実績を奪わない人もいるので、誤解なきよう。

ただ、ほとんどは折半が多かったです。

内心、きっかけは僕なのにと思っていましたが。

数少ない実績を奪われるのも本当に嫌でした。

上司のプレッシャー

「推進して契約取れたか?」とそればかり聞いていきます。ときには、強みに詰めてきます

まるで自分が共済渉外(LA)なんじゃないかと錯覚してしまうほどです。

自分の担当業務以外にこんなに時間も取られて(実績も奪われて)、上司にもしょっちゅう詰められるので、自爆してしまった方が楽かなという思考になります。

自爆するように誘導されているのも事実で、圧力が嫌でした。

人見知り

共感されない人には全く理解されないでしょうが、僕は人見知りがあったので、その点もかなりきつかったので、推進が嫌でした。

自分である程度勉強して、共済の知識を増やしても、人見知りが邪魔して組合員の家に訪問するのが苦痛でした。

顔なじみや話しやすい人なら問題ないので、そういう農家を中心に推進に回りました。

渉外担当者じゃなかったので、なんとかなったのですが、完全に場当たり的な方法でした。

そのため、渉外担当になったら非常にまずいなと思っていました。

共済渉外(LA)はさらに推進が嫌になる

共済渉外(LA)はさらに推進が嫌になる

渉外担当者になるとまずいと不安を抱いていたのですが、入組4年目でMA(金融渉外)になります。

後に8年目でLA(共済渉外)です。

人見知りが…。

と思っていましたが、当時の支店長が怖すぎて、契約を取らなければ支店長からのプレッシャーがヤバイというのが頭を占めていました。

支店長の恐怖とノルマの量を考えることで精一杯だったため、人見知りを気にする余裕もなかったです。

怖かったですが、ありがたいと言えばありがたかったかもしれません。

数をこなしたこともあり、気が付くと人見知りを気にしないようにはなりましたが、今でも根底には残っている気がします。

ただ、推進することがメインの仕事になると、推進自体には慣れます

そして、農家宅に訪問するのも、説明するのも慣れます。ですが、莫大なノルマを課せられるので、そのプレッシャーが半端じゃなく苦しかったです。

LA(共済渉外)時代は、契約をとっても一向に減った気がしなかったです。

一般職員のときに僕から実績を奪っていったLAの気持ちがよく分かるようになりました(自己弁護しますが、僕はそんなことしませんでしたよ)。

農協の推進活動の種類

農協の推進活動の種類

ちなみに、農協の推進には2つに種類があります。

  • 個人推進
  • 一斉推進(夜間推進)

個人推進

これは個人個人が業務の隙間や休日等を利用して、農家や組合に推進するのですが、ほとんどが知人・友人にお願いすることになります。

そして加入してくれる人はなかなかおらず、結局は自分や家族で自爆することになります。

一斉推進(夜間推進)

業務終了後に支店にみんなが集まって管轄地域の農家を訪問して推進します。

昔はこの一斉推進(夜間推進)が一般的だったのですが、今は資格のない(=共済事業担当ではない)一般職員が堂々と共済を推進するのは、コンプライアンス的に是非が問われており、無くなりつつあります。

僕がいた農協では一斉推進(夜間推進)はなくなりました。

わざわざ残業代も0円で集まる必要がなくなったので、良かったのですが、反対に少しでも農家から取れていた契約が完全に無くなってしまったので、自爆の額が増えてしまいました。

農協の推進活動が嫌だ!まとめ

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非常に残念ながら、農協職員である以上推進は一生続きます。

なぜならノルマがなくなることがないからです。

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農協の推進活動も嫌だったのですが、それ以上にノルマを自爆しなければならないことはもっと嫌でした。

そのため農協に勤めて10年で退職・転職しています。

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