こんにちは、元農協職員の鈴木です。
農協のノルマって、半端じゃないですよね?
なんとか今年クリアできても、年度が変わるとリセットされ…。退職するまでその繰り返しです。今回は、農協のノルマについてお話します。
農協のノルマや自爆で悩んでいる方、それらが原因で転職を考えている方は参考にしてみてください。
ちなみに、僕は10年勤めて農協を辞めました。本記事でもお話ししますが、さらに詳しい話は下記です。
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【農協を辞めたい】10年勤めた元職員が語る本当の話【完全実体験】
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目次
農協のノルマの種類が多いから転職したい!
農協のノルマは種類も多いし、量も多いですよね?
それが原因で転職したいという職員は本当に多く存在しています。
事実、僕が農協に勤めているときにノルマを理由に転職した職員を何度も見てきました。
- 共済
- 貯金
- 食べ物飲み物
- 電化製品
- 農業新聞
- 家の光
これらは、どの農協でも共通しているノルマではないでしょうか?
また。地域によっては車や墓石・葬祭関係などもあります。下記の「農協あるある」に共感していただける方は多いと思います。
- 新聞や家の光は読まずにどんどん貯まっていく
- 大量に購入させられた食べ物や飲み物が冷蔵庫に入りきらずに友人に配る
- 一人では自爆しきれないときは家族や友人に助けてもらう
- 共済は加入と解約を繰り返し、契約期間はいつも短期間
- 共済証書が多すぎてどれがどれか分からない
- 払込証明書が大量に届く
上記の通りです。共感してもらえると思います。
そして、ノルマの中でも断トツで苦しめられるのが共済ですね。入組した新人の年から退職までずっと付いて回ります。
上記のとおりです。
このようなことが多く、基本的には自分と家族をループさせることで、加入と解約を繰り返す職員が多いです(このループに親戚や友人が含まれるパターンも多くあります)。
中には転換や乗換でポイントを稼ぐ職員もいますが、加入年数が2年以上または5年以上必要になってくるので、結局は新しい共済にどんどん加入していくようになります。
解約と加入を繰り返すため、前回加入時より年を取っていることで、同じ保障内容なのに掛金があがり続けるという無意味なことを繰り返します。
また、少々の病歴ならポイント欲しさに告知をせず加入してしまう職員もおり、本当に保障が必要なときに告知義務違反に該当し保障が受けられないいうことに陥る場合もあるので注意が必要です。
健康なうちはまだ良いのですが、加入困難な病気になってしまうと自分で自爆することすらできなくなり、親戚や家族に泣きつき加入してもらうようになることもあります。
本当に心苦しい思いを経験することになります。
働いても働いてもノルマによって苦しめられる…。農協の仕事が何なのか分からなくなることもありました。
農協のノルマ自爆額が大きいから転職したい!
あなたのノルマ自爆額はいくらですか?
3万円ですか?
5万円ですか?
それとも10万円を越えますか?
僕がいた農協では、年間の自爆額が100万円を超えると一人前などと呼ばれたりすることもあり…。自爆が当たり前になりすぎていて感覚がマヒしていました。
実際に、月3万円くらいの自爆は農協では普通のことになっているので、季節によって発生する単発の自爆も合計すると、年間50万円ほど自爆する職員も大勢いました。
そのため、払込証明書の量が大量になります。当然控除額は満額まで簡単に届きますが、控除額に限度があるので全てを使うことができません。
「農協は職員のノルマによる収益で支えられているのでは?」と本気で思っていました(正直、今でもそう思っていたりもしますが…)。
農協のノルマ自爆は転職理由になる!!
農協のノルマ自爆は十分転職理由になります。なぜなら「本来ノルマの自爆は違法だから」です。
あなたも、年末に郵便局の職員が年賀はがきを自爆しているニュースを見たことがあると思います。
あれはノルマの自爆が違法であるため、ニュースに取り上げられているのですが、何故か農協のノルマ自爆はメディアで大々的に報道されません。
また、農協の給料はそもそも一般的な企業よりも低い給与水準となっています。同年代と比較すると年収に数百万円差がつくこともあります。
そこからノルマを自爆するため、安い給料からさらにお金が無くなってしまいます。正直、これでは生活がままなりません。
遊びで仕事をしているのならばそれでいいかもしれませんが、生活のためや家族を養うために仕事をしているのであれば、はっきり言って死活問題です。
実際、僕は農協の退職理由の一つにノルマがありました。
農協のノルマは転職でしか解決できない!
農協のノルマが今後なくなっていくとは正直考えにくいです。なぜなら、昨今、農家の農協離れが深刻化しているからです。
賢い農家は農協を通すことで発生するデメリットを理解しています(農機具を購入するならホームセンターの方が安いこと、販売の中間マージンを多額にとられていることなど)。
そして最近ではそれが、賢い農家だけの情報にとどまらず、農家の常識のようになっています。
実際、それらの影響で経営が傾いた農協の統廃合は進み、この15年の間に300近い農協が消えています。さらに、金融部門で収益を上げていた農協はゼロ金利政策等の影響を受け、ますます経営が厳しくなっています。
他にも、TPPや農協解体も騒がれ、農家の農協に対する安心感は低下しています。
事実、僕が10年勤めている間にも、ノルマの種類も量も増加していましたからね。
農家から収益を上げることが難しくなっていく今後が見えている今、収益をノルマという形で職員から確実に得られるこの方法は、農協からしたら合理的であることは間違いないのでこの先も続いていくことでしょう。
これからも増え続けるであろうノルマと自爆に立ち向かっていける方は、僕にはできなかったことなので陰ながら応援しています。そして無理をしすぎて心身を壊さないことも祈っています。
ですが、農協のノルマ自爆に疑問を持っている人は、真剣に転職を考えても良いのではないでしょうか?
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その理由は以下です。
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登録後もしも気に入らなければ放置しておけばOKです。登録しなければ始めらないので、早めに登録です!
農協のノルマから解放されたいならココ
僕が使った転職サイトを参考までに挙げておきます。ノルマから解放されたいなら、まずは行動ですよ。
・リクナビNEXT
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ノルマ自爆は違法!
「ノルマの自爆は違法です!」
そんなことに慣れる必要もなければ、我慢し続ける必要もありません。
農協のために人生があるわけではないですよね?
- ノルマのない企業
- 自爆のない生活
これらは必ず存在します。
ノルマで苦しみ、転職を考えているのであれば、何か一つでも行動してみるのもアリです。そのためには、まずは登録です!基本は複数登録がベストですが、気に入った1つでもOKです。