「農協を新卒一年目で辞めたい」と思ったときに読んで欲しい話【実体験】

こんにちは、元農協職員の鈴木です。
入組一年目から農協を辞めたいと思っていました。

現在は転職に成功し、ありがたいことに大手ホワイト企業に勤めることができています。

そんな風に感じていませんか？今回は新卒での退職と転職について語ります。

「新卒一年目で農協を辞めたいけど良いのかな？」と悩んでいる方は参考にしてみてください。

農協を新卒一年目で辞めたい！

いきなり結論から述べます。

新卒の一年目でも農協を辞めたいのであれば、辞めても良いです！

別に無責任に勝手なことを言っているわけではありません。ただ、辞める前に明確にしておきたいことがあります。

それがしっかりとしていれば、新卒だろうと一年目だろうとも農協を辞めても良いと僕は思っています。

僕がいた農協では、優秀な人ほど農協には残らないという名言めいた言葉がありました。

農協を辞める前に明確にしておきたいこと

新卒の一年目であっても農協を辞めても良いですが、明確にしておかなければばらないことがあります。それは、「なぜ農協を辞めたいのか」ということです。

これが明確になっていない場合は、逆に５年勤めていようが１０年勤めていようが辞めるべきではありません。

辞めても良い理由を見ていく前に、そちらを先に確認していきましょう。

あなたが新卒で農協を辞めたい理由は何ですか？

あなたには農協を辞めたい理由が明確にありますか？ちなみに、僕が農協を辞めた理由は下記です。

こんな理由では農協を辞めてはいけない

絶対とは言えませんが、明確な退職理由がなく辞めた場合、後悔してしまうことがあります。次の転職先でもうまくいかないということもあるので、明確な辞める理由を持ちましょう。

また、明確な辞める理由とは言っても、誰が聞いても納得するような客観的な理由ではありません。

尚、明確な理由はなくても辞めるべきパターンも存在します。

それは精神的にダメージを受けている場合です。うつ病などは自覚症状がないと言われているので、病気の要因も自分では分からない可能性もあります。専門員と相談するようにしましょう。

それでは、新卒一年目でも農協を辞めても良いという理由を見ていきましょう！

農協を新卒一年目で辞めたい！【辞めても良い理由】

第二新卒という超優遇資格

僕は大学卒業後、農協に入組しましたが、新卒の一年目から強烈に辞めたいと感じていました。

結果、１０年勤めて退職しています。３０歳過ぎてからの転職活動でした。その転職活動中、募集要項によく記載されていた文言がありました。

上記のとおり。要は多くの企業で若くて社会人経験のある人材が欲しいということです。

このせいで何度も希望企業に応募することができませんでした。

なぜ第二新卒が超優遇資格なのか？

第二新卒とは、新卒から３年以内の転職者のことです。

ピカピカの社会人一年生を雇用するより、一時でも社会に出て仕事をした人間のほうが会社の戦力になると考えているからです。

実際、僕もそれと似た感情を抱いたことがあります。大卒で農協の仕事をはじめたのですが、高卒から農協で働いている年下の先輩がいました。

その時、その方のほうが社会人として立派な大人だと感じたことがあります。

社会に出ている時間が少しでもあるほうが、社会に通用しやすいのです。

ちなみに、第二新卒については一度企業に問い合わせたことがあります。というのも、希望企業があったのですが、応募条件が第二新卒優遇とあったからです。

そこでは、やはり社会を一度でも経験した若い人材は貴重だから欲しいということでした。

職業選択の自由

僕たちは自分の働く仕事を選ぶ権利があります。

これは誰にも侵害されることはありません。ですので、農協に勤めているあなたが、辞めたいと申し出れば、新卒だろうと一年目であろうと辞めることはできます。

僕が農協に勤めいた当時、一カ月だけ出勤してそのまま辞めた人がいました。すごい子では一日で来なくなった女の子もいました。さすがに一日はやりすぎかもですが、別にＯＫですね。

長く勤めるリスク

これは考え方次第にはなるかもしれません。

僕は、人間に平等にあるのは時間だと思っています。そのため、辞めると決めてしまっているのに、よくある３年は続けたほうが良いなどという理由で時間を無駄にしてしまうことはリスクでしかないと思います。

じっとしている間に、あなたの市場価値は下がります。一般的に転職は遅いより早い方が良いとされているからです。３年我慢説については下記を読んでみてください。

数年待ったせいで自分の市場価値がなくなって転職できなくなくケースもあります。

逆に新卒だからこそ迷惑をかけない

農協を辞めようとしたとき、周りに迷惑がかかるから辞められないと言われる方がいます。

たしかに、辞めるとなるとどこかにそのしわ寄せがくるのは事実でしょう。ですが、入組間もない新卒一年目ならそんな心配もあまりありません。

別にあなたが辞めても誰も迷惑しないよという話ではなくて、一般的に考えて、勤続年数が長いほど責任があるポジションにつくからです。

新卒一年目なら比較的周りへの影響が少なくてすみますね。

すぐ忘れてもらえる

悲しいことかもしれませんが、実はけっこうありがたいことでもあります。

正直、１０年勤めたからこそ思うですが、長く勤めるとそれだけ多くの人間関係やしがらみができます。

言い方は悪いかもしれませんが、切りたくても切れない繋がりもできてしまいます。それは農協職員だけでなく、関係機関や農家なども含んでいます。ほとんどは継続したい繋がりですよ。切りたいのは一部です、一部。

その点、新卒や一年目で辞めれば、周りの記憶に残りにくくなります。辞めてしまえば農協絡みの関係などないにこしたことはありません。

農協を新卒一年目で辞めたいけど、３年は我慢すべき？

農協に限らず、仕事を新卒間もない期間で辞めようとすると、よく「３年は我慢すべき！」と言われることがありますよね？

本当にそうでしょうか？正直、僕はそうは思いません！

３年も我慢しなくて良い

そんなことはありませんね。

逆に１０年経っても分からない人もいれば、１年で分かる人もいます。要は本人次第です。

短期間で学ぼうと思え３年も無駄にする必要はありません。むしろデキル人こそ短いスパンで行動していきます。

人間に平等に与えられた時間を無駄にすることのほうがリスクだと思います。

３年以内に辞めても転職には不利にはなりません。

なぜなら前述したように、「第二新卒という超優遇資格」があるからです。

新卒一年目でも農協を辞めたいと自分の直感が言っているなら辞めればいい

僕たちは生まれながらに自分に最適な道を瞬時に判断できる能力を持っており、「直感は９０％当たる」と海外の大学で証明されています。

一瞬の間にこれまでの経験を活かして判断をしていると言われています。

直感かどうかは断言しかねますが、現に僕は新卒一年目から農協を辞めたいと感じ、結局辞めていますからね。

農協を新卒一年目で辞めたい！まとめ

新卒一年目で農協を辞めたいのであれば、辞めても良いです。

なお、いきなり辞めるのはＮＧです。いきなり辞めるのではなく、きちんと転職先を決めてから農協を辞めましょう！

僕は転職先を決めずに農協を辞めたので、相当苦労しました。同じ経験を味わってほしくありません！

転職は当たり前の時代

生涯一社というのは今は昔の話です。現在では転職は当たり前になっています。

その証拠に、総務省の調べで、「年間転職者数は３００万人以上」と言われています。

また、先進国のアメリカではさらに転職は当たり前になっており、１０社以上仕事を経験することが普通とされています。

日本はアメリカのスタイルが約１０年遅れて浸透すると言われているので、今から１０年後は今以上に転職が一般的になっていると予想されます。

自分の人生を決めるのは自分です。農協を辞めたいのなら計画的に準備をしましょう！