こんにちは、元農協職員の鈴木です。
10年勤めて転職し、現在は大手ホワイト企業に勤めています。
今回は、僕が農協を辞める時に苦労した5つのことについてお話します。
今後、転職を考えている人は参考になるかもしれません。
農協を辞める時に苦労した5つのこと
- 退職の申し出
- 引き留め
- 総務との話し合い
- 共済等の解約
- 周りの視線
上記の通りです。一つずつ掘り下げて話します。
1.退職の申し出
本当に、本当に、退職の申し出は言いにくいです。
大半の人が「そりゃそうだろう」「言いにくいだろう」と想像つくと思いますが、実際はたぶんそれ以上です。
驚くほどに相当ハードルが高いです…。共済推進の方が100倍マシかもしれないと思うくらいキツイです。最終的に辞めるためには必ず通らなければならないですが、辞めるのやめようかと思うくらい言いにくかったです。
「今日こそは上司に言う!」と決意しても…なかなか言い出せず、結局、一週間くらい引っ張りました…。最後は友人にラインで励ましてもらいつつ、背中を押してもらった感じです。我ながらチキンで情けない…
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ちなみに、最近は退職代行とかがあるので、ちょっと良いなと思ったります。後で話しますが、総務との話し合いも結構大変だったので、便利なものができなと、少し思ったりもします。
2.引き留め
ありがたいことに上司が引き留めてくれました。また、直接の上司じゃなくても関係があった上の方々や先輩たちから何度も呼ばれ、引き留めがありました。
ですが、僕の本心としては…。
マニュアルがあったり、形式上必要なのは分かってるんですが、正直、辞める意思を変えるつもりは毛頭なかったので、ぶっちゃけ、かなり面倒だなと思ってました…。嫌な奴と思われるかもしれませんね…、すみません。ですが、そう思ったのが事実です。
なぜなら、2回や3回じゃなかったですからね、何度も何度も同じように「〇日の〇時に本店に来い」と。「退職理由は?」「気持ちは変わらない?」と何度も何度も繰り返されるとさすがにうんざりしますよ。
絶対に辞めるのに、お互い時間の無駄じゃ…
農協あるあるかもですが、優秀な人間ほど農協を辞めていくというのもわりと言われますよね(別に自分が優秀だと言いたいわけじゃないですよ)。
3.総務との話し合い
これもわりと苦労しました。
上司たちの引き留めが終わった後に、総務部との話し合いがスタートしたんですが、例によって同じように「退職理由は?」「気は変わらない?」とまた何度も同じことを聞かれ…
正直、「この人たちは暇なのか…?」と思ってしまうくらいです。その質疑が終わると、退職日の調整に入っていったのですが、まあ、合わない合わない…。
労務の事務的なことがあるんですかね?
それは理解できますが、それならわざわざ希望日を聴取してくる必要があるのかと疑問です。はじめから、「〇月〇日が退職日になります」で納得するんですがね。
半端に希望に沿うなどと言われるせいで、話が進まなくなっていました。
結果的には、後日連絡するというカタチに…。僕はいつ辞めれるんだ…、本当に辞めれるのか、と心配になることもありました。
結局、当初の話し合いの場で聞いた退職日から1カ月ずれることとなりました。…何のための話し合いだったの…?という感じです。
なお、有給全消化などはできませんでした。取得を主張しましたが、論外だそうでした…。ここらへんも退職代行とかだと交渉してくれるみたいなので、わりと良いものですよね。
4.共済等の解約
退職が決まったので、共済含むあらゆる契約を解約しようとしましたが、なかなか解約させてもらえませんでした。
10年農協に勤め、「営農→信用→共済」と経験し、所属支店も5つにわたりました。そのため、それぞれの支店で契約がありました。そこの支店長によりけりだったのですが、いくつか難航したものがありました。
簡単に言うと、「共済の解約はさせないよ」ということ。
いや、いや、おかしくないですかね?確かに早期解約で実績がチャラになるのなら理解できるかもですが、契約から2年以上も経過している共済をなぜ解約させてくれないのか…
最終的にはほとんどの支店で解約できましたが、1つの支店だけ何も解約させてくれませんでした。そのため退職後に解約に向かうという…苦行でした。
今になって思いますが、正直、ただの嫌がらせだったと思います。…心が狭すぎますよね…。もうどうでもいいですけど。
なので、もしも辞めるつもりなら、退職を申し出る前に解約できるものは解約して、少しずつ整理した方が良いですね。
5.周りの視線
これは人によりけりですね。
- 何も言ってこない人
- 暖かく見守ってくれる人
- 悲しんでくれる人
- 冷たい視線と態度をぶつけてくる人
上記のとおりで様々です。そして、当然ツライのが「冷たい視線と態度をぶつけてくる人」ですね。不思議でしょうがないですが、一定数います。
正直、さきほど話した、共済の解約を許可してくれない支店長とかもそうですね。
大半の人は、暖かく見守ってくれるか、悲しんでくれる人が多かったです。ですが、ハッキリ嫌味を言ってきたり、嫌な目で見てくる人もいました。
正直、当時はわりとダメージをくらいました。「そんなに悪いことしてる?そもそも僕が辞めてあなたに迷惑かからないですよね?」
理解に困りますが、一定数そういう態度の人がいました。たぶん、あなたが辞める時もいると思います。
なお、退職が期末か期中かで反応は大きく異なりますね。期末なら大半の人が優しいと思います。僕のように期中の退職は風当たりが厳しいかもしれませんね
とはいえ、転職なんで基本は期中ですから…。
今となっては、そんな冷たくされたことすら最早どうでもいいという状態です。なので、もしも、あなたが冷たい反応を受けたとしても、すぐに忘れますよ。
まとめ
ということで、僕が農協を辞める時に苦労した5つのことは下記でした。
- 退職の申し出
- 引き留め
- 総務との話し合い
- 共済等の解約
- 周りの視線
あなたが僕と同じように苦労するとは限りませんが、こんなことがあるかもと構えることで楽になれるし、準備もできると思いますよ。共済の解約関係なんかは特にですね。
なお、気を付けておいて欲しいことが一つだけあります。
それは、どれだけ不満があっても必ず円満に辞めるようにすることです。辞めた後でも、どこで繋がっているか分からないですからね。
あと、揉めても良いことないですよ。嫌な思いをしても忘れますから、その一時を耐えましょう。その方が結果的に良かったと思う日が来るはずです。
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